南アルプス鳳凰三山ドンドコ沢登山口標高1150メートルに位置する、深い緑に囲まれた鳳凰三山山麓の一軒宿。
自然以外何にも無いという最高の贅沢を味わえる場所。釘を使わない古民家が気分をリフレッシュさせてくれる


明治浪漫情緒あふれる山の宿です。

韮崎の入口から、車で約30分の道のりですが、途中民家はまったくなくうっそうとした林の中を走っていく感覚が、まるで異空間にさまよい入っていくようで、ワクワクしたり、ちょっとドキドキしたり・・・。道の脇に野猿を多く見かけますし、熊出没注意の看板もあちこちに建っています。ここぞ山梨の秘境という未知の場所に分け入ってどんどん山奥に入って行く感じです。

ナビィシティー「近所の湯」第18弾
いままで色々な温泉をご紹介してきましたが、今回は『鉱泉』です。それも、ボーリングしているわけではなく、山から湧き出た鉱泉をそのままひいて沸かしている自然のままが嬉しいお宿なのです。
成分表は無く、そこがまた自然で、昔も今も登山客が身も心もリフレッシュする場としては
あたりまえのように受け入れられる・・・そんな素敵な山奥の湯屋です。
都会の雑踏を離れ、何にも無い最高の贅沢を味わいたい方に、ぜひお勧めの場所です。

今回お話を伺ったのは女将さん。こんな山奥の宿に?と思うくらい上品で素敵な方でした。

Qナビィスタッフ : ほんとに山奥、秘境ですね…。そこにこんなに素敵な建物があるなんて想像できませんよ!オープンしたのはどのくらい前ですか?
A女将さん : 明治の初期にここにあった青木鉱泉の建物を、30年前に主人が復元新築したものです。釘を使わない『挿し鴨居造りの宿』です。当時のものをできるだけそのまま使用していて、青木鉱泉のシンボル丸窓もそのまま残し、また、すりガラスや建具なども特別に発注しできるだけ復元し、太い欅の大黒柱を使い、松の梁を適材適所に使っています。復元新築当時は、電気も無い状態でしたが、その後まもなく電気が使えるようになり、現在では、家電製品は何でも使えるようになっています。
Qナビィスタッフ : すごいですね!なんだかノスタルジックな落ち着く空間だな…と思ってましたが、そういった昔のものを残すことでこの独特の雰囲気がでているんですね。失礼ですが、こんな山奥に、ほんとに驚きです。
A女将さん : 皆さん、そうおっしゃってくださいます。(と、微笑みながら)
Qナビィスタッフ : お泊りもできるのですね。
A女将さん : ドンドコ沢登山口にあるため、登山者の方、森林浴の方、ドンドコ沢には滝が4つありますので滝めぐりの方と、大勢のお客様がいらっしゃいます。中には前回泊まって良かったので、ご両親を連れてお泊りに来てくださる方、お気に召してご家族と来てくださったり…嬉しいですね。
Qナビィスタッフ : わかる気がします。こんな素敵なところだったら私も家族を連れてきたいですよ。
Qナビィスタッフ : 青木鉱泉は、どんな特徴があるんでしょう?
無色透明で無臭でしたが、浴槽が少し茶色に変色していましたが・・・
鉄分ですか?
A女将さん : この鉱泉は、ボーリングなどせずに裏山の源泉から自然にわき出ているんですが、湧水口から宿のタンクに引き込んで、一度貯めてから必要に応じて加熱して使用しています。一見無色透明ですが、湧水口の鉱泉を飲むと(お風呂の鉱泉は飲めません)鉄分の味がしますよ。泉質は緑磐泉で、胃腸病神経痛心臓病貧血などに効くと知られています。鉄分が多いので、とても良く温まり、肌もすべすべになります、。浴槽は、鉄平石を敷き詰めてあります。混浴ではなく、男女別です。
Qナビィスタッフ : 入ってすぐお食事処がありますが、どんなものがいただけるんですか?
A女将さん : 都会ではなかなか食べられない、自然に生えている山菜や川魚、秋にはきのこなど美味しく召し上がっていただくために、色々と工夫しています。
Qナビィスタッフ : メニューはどんなものがありますか?
A女将さん やまめの塩焼き・鮎の塩焼き・ますの甘露煮・馬刺し・山菜そばや山菜てんぷら定食。また、きのこ鍋定食など秋に評判が良いです。
Qナビィスタッフ : 冬は営業していないんですね。
A女将さん : はい、どこもここも凍結してしまいますから。春になるのが他より1ヶ月遅く、秋が来るのが1ヶ月早い場所です。夏の間はほんとに短いですよ。営業期間は5月のゴールデンウィークから11月5日位いまでです。
Qナビィスタッフ : 本日は、お忙しい中、取材にお付き合いいただきありがとうございました。
A女将さん : いえ、こちらこそ。自慢のおそば、召し上がっていきませんか?
Qナビィスタッフ : ほんとですか!ありがとうございます。

ナビィスタッフは、この後おいしいおそばをいただきました。
美味しい水とおいしい空気。そこで食べるおそばはまた格別でした。



こんな道を奥へ奥へ

30分くらいで入口です

鉱泉の源泉

青木鉱泉

古い看板がお出迎え

青木鉱泉のシンボル丸窓

お食事処

明治浪漫な空間

お風呂までの渡り廊下

鉱泉の湯船1

鉱泉の湯船2

無色透明だけど…

釘を使わない梁

すべて組んでいます

白壁の離れ

登山道の始まり


入浴体験談
周りにはなんにもありません。ただ木々がうっそうと生えていて、マイナスイオンたっぷりです。自然の音と自然の風だけがとおりすぎる場所です。館内はレトロ&ロマン&ノスタルジック!。古い感はありますが、女将がいつもきれいにしているようすで、清潔で居心地の良い場所でした。お風呂は男湯と女湯の二つあり、お肌がつるすべで、上がっても芯からぽかぽかしていました。外にでて和風ベンチに腰掛けて涼むと、とっても贅沢な気分になります。

泉質 (成分表はありません)
  緑磐泉

浴用の適応性
  胃腸病神経痛心臓病貧血・お肌がすべすべ

※お風呂の水・お湯は飲用できません。

■青木鉱泉ご案内■


新設道路(2003年5月15日、新しい全面舗装道路が開通しました)
中央高速韮崎IC出て左折→トンネル→国道20号に突き当たり右折
→約5分程で左側の桐沢橋を渡る→突き当たり右折→射撃場を過ぎる
→突き当たりを左折→原山神社を右折→そのまま30分一本道で青木鉱泉へ
(途中看板あり) 
 
旧道(小武川林道)
中央高速韮崎IC出て左折→トンネル→国道20号に突き当たり右折→
穴山橋を渡る→「内藤ダンボール工場」を左折
→小武川林道道なりに、青木鉱泉へ(途中電柱に看板あり)

※旧道は未舗装です。


料金(税込み)
・宿泊・入浴
1泊2食 1名様 10,000円
素泊まり 1名様 6,500円
入浴のみ 1名様 1,000円

・内風呂 男女別浴場・石風呂
・入浴時間 7:00 〜 21:00
・客室数・収容人数 母屋・客室棟「からまつ」
   離れ「白樺」
全24室 100名様収容
(通常は50〜60名位でご利用)

キャンプ場 1名様1泊 650円
※50張り可能/水場・水洗トイレ完備
※テント泊の方の食事・入浴対応可

駐車場 1台/日 750円
※100台可
※宿泊のお客様は無料

公式HP
 http://www1.odn.ne.jp/aokikosen/index.html 


山梨県韮崎市清哲町青木3350

問い合わせTEL:0422-51-2313
(衛星TELの為季節TELになります)

TEL: 090-8595-6142





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