ナビィシティー「近所の湯」第六弾
ラジウム温泉ってご存知ですか?そう簡単に言うとラジウムの含まれれいる温泉・・・
その温泉の効能は多種!その良さはマスコミでも話題になったほど・・・。
でも平成5年に出来た「増富の湯」のすごさはそれだけじゃない!
温泉の気を利用しつつ、あらゆる方法で健康促進を行なっています。
今回も遠出でした。中央道、須玉インターを降りて車で約30分。山の起伏の激しいところで、
進むと進むだけその風景が変化し、ついおもしろがってしまいました。
まず、須玉インターを出たら信号を右折、4つ目の信号をまた右折します。しばらく行くと
写真↓の看板が見えますので左折して『増富ラジウム温泉ライン』に入ります。道は山の際を
走ったり峰のところを走ったりしています。12〜3分走ると・・・ |
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みずがき湖が見えてきますので右折。今日はモヤがかかっていました。トイレや食堂があります。 |
みずがき湖を左にトンネルに入ります。出るともう一つトンネルがありましたが通行止めで右折して迂回。
山を登ったり降りたりしてT字路を右折・・・。しばらく行くと「増富の湯」の看板がありますので右折
して到着です。 |
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駐車場からはちょっと素敵な歩道を通って『増富の湯』の玄関口に・・・するとお掃除を
していた男性が声をかけてくれました。「ナビィサービスの方ですか?」・・・
オープン1時間前にお約束していた(財)みずがき山ふるさと 総支配人の小山芳久さんでした。
笑顔のとっても素敵な方です。実はこの小山さん、『増富の湯』熱い熱い情熱を注いでいらっしゃ
ったのです!ナビィスタッフはそのお話に感動しきりでした。 |
■ラジウム温泉って?
まず、ラジウム温泉ってなんでしょう・・・。
難しい数値とかは置いといて、ラジウムっていうと放射線とか原子力とかイメージしちゃいますよね。
大丈夫なの?ってのが正直な気持ち。でも、それは認識不足。そこで、ちょっとだけ学んじゃいましょう。
ラジウムっていうの放射性の鉱石で地下深くにあります。そこに地下水が通るとラドン・トロンという
放射性物質を持つガスになり酸素に触れるとイオン化します。こうやって湧いて出たのがラジウム温泉
このガスは、お湯に漬かって皮膚から、湯に漬かりながら呼吸すると呼吸器官から、またしょっぱくって
まずいですが、ちょっとだけ飲むことによって胃から体内に吸収されます。
吸収されたことにより細胞を活性化させたり自然治癒能力を高める効果のある自然界からの贈り物なのです。 |
■源泉の効能
神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性皮膚病・慢性婦人病・高血圧症・動脈硬化症・疲労回復・
やけど・切り傷・冷え症・痔疾・慢性消火器病・運動麻痺・五十肩・うちみ・アトピーにも
効くと云われています。 |
■効果のある源泉の入り方
増富の湯の源泉は、地下300メートルからくみ出されています。その源泉には地球の気
(生命エネルギー)がいっぱい!効果抜群!なのです。
まず、身体を洗ったら温度の違う3つの源泉それぞれに手を入れてみます。15分〜30分の間 冷たい、
寒いなど違和感無く我慢することなく入れそうな源泉を選びます。ちなみに私は1回目は30℃、2回目は
27℃の源泉につかりました。もともとぬる湯が大好きなのでとっても心地よく入れました。深呼吸したり
備え付けのおちょこでちょっと飲んだり、いっぱい気を取りいれ、増富のマイナスイオンも浴びました!
湯が茶色くにごっているので、ちょっとびっくりですが、実はこれがいいんです!また、不純物
が浮いているように見えますが、これも成分!ゴミでも垢でもありません。ほんとうのほんものの証。
なにせ増富の湯では、毎日湯を入れ替えているので清潔なんです。従業員は朝早くから来て掃除して湯を
入れているのですが湯がたまるのは10時。だから10時じゃないとオープンできないのです。この日も
オープンの40分も前から外でお客さんが待っていました。
さて、30分たったら薬湯や、大風呂、サウナなどに入って体を温めます。この冷・暖の差が新陳代謝
などを高めてくれたり美容にとっても良いと教えていただきました。 |
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冬:25℃ 春夏秋:27℃ |
冬:32℃ 春夏秋:30℃ |
冬:35℃ 春夏秋:33℃ |
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湯屋イメージな建物 |

バスも運行 |

温泉場らしい看板 |

おみやげも充実 |

広々清潔な脱衣所 |

男女日替わりの湯殿 |

ほら見て!こう入るのよ! |

暖かい大風呂 |

薬草風呂 今日はワイン |

脱衣所の横たわる空間 |

こうすると良いでしょ! |

ここでも寝転んで |

健康作り教室 |

ちょっと外の空気を |

散策コース約30分 |

ところどころに・・・ |

広い休憩室 |

食堂 お蕎麦がGoo! |

山の幸で気をたっぷり |

小山さんと従業員の皆さん |
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■自分の疾病や体調に合わせたコース
湯のつかり方や取り入れ方によってどの病気に効果があるかが違います。湯殿には、神経麻痺・呼吸器疾患
神経痛・循環器疾患・脳卒中・血液疾病・慢性胃炎や潰瘍・偏頭痛・更年期障害・筋肉疲労・高血圧・
痛風・痔疾・胆石・糖尿病・肝機能障害など、ありとあらゆる病気にはどのように入浴したら良いかが
分かりやすく書かれた印刷物が置かれています。とっても心強く、まず気持ちから「これなら治りそう!」
という気分になります。また、個々にあわせたアドバイスもしてくれますのでスタッフにちょっと
声をかけてみてください。 従業員の皆さんの笑顔と明るさに、かなり心が和みます。 |
■お風呂の合間・中休みには・・・
・ごろねタイム! |
ごろねの出来るスペースは、脱衣所と、おみやげコーナーに隣接してに昨年出来た
部屋でリラックス。お風呂の合間にちゃんとした姿勢で寝ると効果抜群! |
・散策+体操 |
増富の大自然の中での散策をかねた自然浴と温泉入浴によって、さらに効果的
な療養ができます。なにせ増富は市街地の5倍ものマイナスイオンがあふれ
マイナスイオンだらけ!といっても過言じゃありません。
6月中旬には遊歩道が整備され13のポイントで体操のできるスペースと看板を設置。
看板に書かれている体操をしながら、次のポイントに進んでいくと、しらずしらず
に心身ともに健康に!
「増富の湯」は、皆さんの健康を真剣に深く考え実践しているのです。 |
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■湯治の概念を変える
『増富ラジウム温泉』というと「湯治場」というイメージをお持ちの方も多いでしょう。小山さんの
お話では、「湯に入ってじっとしている」それだけではなく、身体を動かすことの大切さを伝え、
心身共にリフレッシュできる環境作りをしているとのこと。ごろねの部屋を作ったり…
遊歩道を整備して散策+体操の場作りをしたり…また、中国医学からみた健康作り教室を開催しています。
そしてなにより1人1人へのやさしく親切丁寧なアドバイス。小山さんに真剣にアドバイスを受けて
いる老夫婦の姿を拝見して「健康で長生きしてください。」と心で想いました。
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■感想
ただの湯治場ではいけない、健康について真剣に向かい合った場所にしたい。
今回の取材はほとんど小山さんの「お客様に心の元気・身体の元気を再生してお帰りいただく」
という熱い信念のお話に基づいています。健康について、大変知識をお持ちです。
でもそれには大変な努力をされてきたのだと感じました。それと同時に、その思いに賛同し、
『増富の湯』を健康作りの場にしようと協力してきた行政にも拍手を送りたい気持ちです。
これからも良い健康作りの場として山梨だけではなく、全国から多くの人が訪れ癒されていく場
となりますようお祈りしています。この『増富の湯』については温泉療法宿泊施設の
リーゼンヒュッテやグリーンロッジなど、まだまだコンテンツが盛りだくさんで全部をお伝えでき
なかったのが残念でなりません。
「百聞は一見にしかず」ぜひ、お出かけになって体験してみてください。 |